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耳垢(耳あか)

耳垢とは
耳垢とは、古くなった皮膚や汗などが混ざったものですが、外から入ってくる菌から鼓膜を守る重要な役割があります。そのため、耳かきや綿棒などで、耳の中にピカピカにきれいにするのは良くないです。
「耳垢は無理に取らなくてよい」
耳垢は、自然と外に排出される仕組みですが、子どもは、耳の穴が小さかったり、代謝が良いため、大人より溜まりやすい傾向にあります。ただ、耳垢には、カサカサした乾燥耳垢と、ベタベタ湿性耳垢があります。日本人の多くは、乾燥耳垢で、耳掃除はほとんど不要です。
耳掃除が必要な場合
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耳の穴が耳垢でふさがってしまい、耳の聞こえが悪くなっている
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中耳炎など、耳垢で鼓膜を観察することができない
耳掃除の仕方
保護者様が、耳掃除をする場合は、耳の入口から1cmくらいまででてきたものを綿棒や柔らかいタオルなどを使って優しく拭き取る程度にしてください。くれぐれも奥まで綿棒を入れないようにしてください。耳垢を鼓膜の近くまで押し込んでしまって、除去が困難になります。
耳の入口から1cmより奥にある場合は、耳鼻科で耳掃除(耳垢除去)してもらいましょう。
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