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​けいれん

こどものけいれん

​けいれんしたら

  • まずは、保護者の方が落ち着いてください。

  • 衣服を緩めて、体は横向き寝かせましょう。

  • けいれんの持続時間を計りましょう。

  • けいれんの動きを観察しましょう
    スマホで動画を撮影しておくと医療機関に受診した際に役立ちます。

​ほとんどのけいれんは、数分で止まります。症状が落ち着いたら、診療時間内に受診しましょう。

​やってはいけないこと!!

  • 舌を噛まないように、無理やり口の中にタオルなどものをいれないでください。
    口に入れたもので窒息する危険性があります。

  • 人工呼吸はしないでください。吐いたものが、気管に入り、窒息の危険性があります。

​以下の場合は、躊躇せず、救急車を呼びましょう!!

​救急車を呼ぶ

  • けいれんが5分以上続く

  • けいれんが収まっても、意識が戻らない、顔色や呼吸状態が悪い

  • けいれんを繰り返す

熱性​けいれん

熱性けいれんは、急な発熱に伴って起こるけいれんのことです。生後6ヶ月から5歳頃の子供に多く、熱が上がるときに脳が急な変化「発熱」をうまく処理できず引きおこると言われていて、子供の成長とともに、6歳頃には起こさなくなります。

ほとんどは数分以内で治まります。けいれんが止まった後はしばらくボーっとしたり寝たりすることも多いです。​

症状はガクガク手足を振るわせたり、全身がつっぱたりするような運動性けいれん発作のほかに、突然意識を失う、一点凝視(焦点があわずボーっとする)、眼球上転(白目)も発作の一部にみられることがあります。

熱性​けいれんの種類

​熱性けいれんは「単純型」と「複雑型」に分類される

​単純型

  • ​熱性けいれんの90%は単純型

  • ​全身がガクガクと震え(全身発作)が15分未満で治まる

  • 全身発作は左右対称に起きる

  • ​高熱の発熱に伴って起きる

  • ​24時間以内にけいれんを繰り返さない

​複雑型

  • ​全身がガクガクと震え15分以上続く

  • 体の片側だけ震える

  • 全身発作が左右非対称に起こきる

  • あまり発熱していないのに起きる

  • ​24時間以内に発作が2回以上繰り返す

複雑型は、単純型に比べて何度も発作を起こしやすいです。一部の子供でてんかんに移行する傾向もありますので、複雑型は、必ず小児科を受診してください。

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