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鶏卵アレルギー
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鶏卵アレルギーは卵白のアレルゲンが主要原因である。
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鶏卵は加熱によりアレルゲンが低下する。ただし、卵白の中には、2種類の主要タンパク質があり、片方は加熱することでアレルギーを引き起こす可能性が低くなるタンパク質と加熱しても変化しないタンパク質が存在する。
低下するタンパク質:オボアルブミン
低下しないタンパク質:オボムコイド
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魚卵は鶏卵とアレルゲンが異なる。
アレルギー検査
卵黄+卵白+オボムコイドの3種類に対し、アレルギー検査を行います。
卵白陽性となった場合でも、
オボムコイドが「低い」:しっかり加熱すれば卵白でアレルギー症状が出現する可能性が「低い」
オボムコイドが「高い」:しっかり加熱しても卵白でアレルギー症状が出る可能性が「高い」
卵アレルギーでもワクチン接種していいの?
1.インフルエンザワクチン
卵に小さな穴をあけて、インフルエンザウイルスを入れて増やし、感染力を無効化して作っています。卵から取り出したウイルスには、完全に除去できなかった卵のタンパク質が残っています。これによって、卵アレルギーの人は打てないと、良く記事になっています。
ただし、除去できなかったタンパク質の量は、日本で作られているワクチンは数ng/mLと超微量で、ほとんどの場合、卵アレルギーあってもインフルエンザワクチンの接種は問題ないと言われています。一度医師に相談してください。
※WHOの規定では、1000ng/mL以下。日本のワクチンは1/1000で、とても安全なんですね。
2.麻しん・風しんワクチン(MRワクチン)、おたふくかぜワクチン
ワクチンを製造する過程で使用されるのはニワトリの胚細胞であり、一般的な卵アレルギーの反応が生じる鶏卵タンパク質は含まれていないので安心して接種を受けることができます。
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