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インフルエンザ抗原検査の感度
抗原検査は正確?
インフルエンザの確定診断として、鼻咽腔ぬぐいの迅速検査を行いますが、感染している人を検査しても、一定数は「偽陰性」の可能性があります。

抗原検査の感度は?
以下は、インフルエンザに感染された人に抗原検査を実施した際の陽性率になります。(感染症学会に掲載されたデータより)
十分と言えるほど高い感度ではありません。
発症後の陽性率
~12時間:50.0%
12~24時間:60.9%
24~48時間:74.2%
48時間~:75.0%
B型のウイルスは、さらに陽性率が下がると言われています。
検査するタイミングは?
一般的には、発症後12時間~48時間に検査すると良いとされています。発症後間もないと、ウイルス量が少なく陰性(偽陰性)になる確率が高くなります。時間が経過すると、ウイルス量が増えて陽性になる確率が増えていきますが、抗インフルエンザ薬(治療薬)の効果が薄くなるため、発症後、半日~1日くらいで検査をすると良いです。
