インフルエンザ

子どもは感染しやすい?
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免疫力が低い
子どもは大人に比べて免疫機能が発達途中であり、過去に病気を経験したしたことが少ないため、ウイルスから体を守る抗体の働きが弱いです。
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集団生活
保育園や幼稚園、学校など、子供たちが集団生活する時間が長く、飛沫感染や接触感染する機会が多いです。
感染を予防するには?
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インフルエンザワクチン接種
目的は、発病予防、重症化予防になります。
予防効果は、接種後2週間くらいから現れはじめますので、例年12月から始まる流行に備えて、10月~11月の1週までに予防接種を終えることが望ましいです。
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こまめな手洗い
多くは、もの → 手 → 口や鼻から感染します。インフルエンザは石鹸に弱いので、石鹸を使って丁寧に洗いましょう。
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マスク着用
くしゃみなどによる、感染拡大を防ぐために重要です。集団生活は、マスクを着用し、咳エチケットを心がけましょう。
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規則正しい生活
体力が落ちると感染しやすくなります。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動など、規則正しい生活を心がけましょう。
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冬は加湿器
インフルエンザは湿度の高い環境に弱いです。自宅では、乾燥させないようにしましょう。
気をつけること!
検査するタイミング
インフルエンザは、発症後12~48時間以内のタイミングで受診するのが良いです。発症してすぐ検査するとウイルス量が少なく、正しい診断ができない可能性があります。48時間を過ぎると抗インフルエンザ薬(タミフル・イナビルなど)の効果が薄れてしまいます。
ただ、子どもは急に症状が悪化することもありますので、水分が接種できない、ぐったりしているなど、気になる症状がありましたら、発症から12時間を待たずに早めに病院に行きましょう。
脱水
インフルエンザは嘔吐を繰り返したり、高熱で汗をかいたりしますので、脱水に気をつけましょう。食欲がない場合は、果物やゼリー、アイスなど、子どもの好むものを食べることでも水分補給できます。
家庭内感染
インフルエンザは感染力が強いため、家庭内で感染が広がらないよう気をつけましょう。
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看病する方の手洗いやマスク着用
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こまめな換気
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加湿器の使用
合併症
ほとんどの場合は、3日~5日ほどで熱は下がり、自然回復していきます。稀に重篤な合併症を起こすことがありますので、以下症状のある場合は、すぐ病院に行きましょう。
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高熱が5日以上続いている
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視線が合わない
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呼びかけに答えない
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意味不明なことを言う
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顔や唇の色が悪い
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けいれんを起こした