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​子供の漢方薬

葛根湯(カッコントウ)

感冒初期(発症1〜2日目)、中耳炎初期で発赤・疼痛が強くない時に効果が期待できます。特に、肩から項(うなじ)にかけてこる場合には適切です。軽い発汗作用により、体表にある熱を発散させ解熱傾向を促すとともに、体を冷やしながら血流量を増加させることで体調を整えます。

麻黄湯(マオウトウ)

急な発熱を起こすインフルエンザなどの感染症にかかった際に有効な漢方薬です。全身の筋肉痛を伴う感冒初期(発症1〜2日目)に適しています。発汗を促進して解熱を促す効果があり、発熱の初期に内服すると1~2時間後には大量の汗をかき、熱が下がります。インフルエンザなどの感染症での急激な発熱や、寒気がある時に飲むと効果があります。汗をかいたら汗を拭いて乾いたパジャマに着替えさせてください。

五苓散(ゴレイサン)

下痢や嘔吐を伴う胃腸炎に有効な漢方薬で、特に嘔吐の症状が強い場合や、のどの渇きを訴える場合にお勧めできます。細菌性胃腸炎の場合は、抗生物質との併用で高い効果を見込めます。胃腸炎以外では、頻尿や夜尿、慢性頭痛にも有効なケースがあります

五苓散は、気象の変化(気圧・湿度など)で悪化しやすい頭痛やめまいに効果があるとされています。雨の日や台風前後に頭痛が起こるタイプの方に対して、体内の余分な水をさばきながら症状の緩和を目指します。

麦門冬湯(バクモンドウトウ)

難治性の喘息や咳喘息で乾いた咳を起こす場合に有効で、比較的早い改善効果が期待できます。喘息治療の西洋薬であるロイコトリエン拮抗薬や吸入ステロイド薬との併用が特に効果的です。

抑肝散(ヨクカンサン)

睡眠リズムが崩れた、夜泣きがひどい、寝付きが悪いといった症状があり、甘麦大棗湯では効果がない場合にお勧めできます。落ち着きがない、癇癪、チックなどにも効果が期待できます。子育てでお疲れの保護者様もイライラしてしまう場合には、親子で内服される場合もあります(母子同服)。また、難治性の蕁麻疹で一般的な西洋薬が効かない場合に抑肝散を併用することで症状改善につながるケースもあります。

半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)

胃腸が弱くて体力がなく、めまい、頭痛を認めるような起立性調節障害のお子様に使用します。胃腸の働きを促し消化吸収を高め、貯留した水分を尿として排除し、体力を安定させます。

小青竜湯(ショウセイリュウトウ)

体を温め、貯留した水分を排除する作用があることから、水様鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎、喘鳴(ぜいぜいすること)や咳を伴う感冒や気管支喘息・気管支炎に効果が期待できます。

薏苡仁湯(ヨクイニントウ)

水いぼ(伝染性軟属腫)、イボ(尋常性疣贅)の慢性期で体力低下がある時に使用します。皮膚の新陳代謝を活発にすることで、治癒を促進したり、新出病変を予防することが期待できます。

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

気分が塞いで咽頭、食道部に異物感があり、動悸・めまい・嘔気などを伴う際に、使用されます。過敏性腸症候群などの治療で、併用することもあります。

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